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? ? ヨーグルトのなぞ

06 乳糖不耐って?

「発酵によって消化・吸収しやすくなります」

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり、下痢や腹痛を起こしたりするのが「乳糖不耐」。日本人では、成人の20~30%にこうした症状が見られます。原因は、牛乳に含まれている乳糖。

母乳や牛乳に含まれている乳糖は、小腸で乳糖分解酵素(ラクターゼ)のはたらきによってブドウ糖とガラクトースに分解・吸収されて、エネルギー源になります。これは、乳児の発育には欠かせない栄養源。

しかし成人になると、いろんな食べ物をとるようになるため、必ずしも必要ではなくなって、乳糖を分解するラクターゼの量も減ってくるんですね。すると乳糖がそのまま大腸に残ってしまう。乳糖は大腸の浸透圧を高め、大腸の中に水分がたまります。また、乳糖が発酵して乳酸や炭酸ガスが発生、腸を圧迫・刺激します。

ヨーグルトは、発酵により乳糖の一部が分解され、また乳酸菌には乳糖の分解を助ける機能もあるので、乳糖不耐対策の一つとしておすすめします。このように食べ物を消化・吸収しやすくするというのも、発酵の力の一つです。

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